天皇陛下は大阪・関西万博のために来日中のブルガリアの大統領とお住まいの御所で懇談し、ヨーグルト談議に花を咲かせました。

午後4時、ブルガリアのラデフ大統領が御所に到着し、陛下は笑顔で迎え、握手を交わされました。

宮内庁によりますと、陛下とラデフ大統領は小広間で25分ほど懇談し、大統領はきのうの万博でブルガリアのナショナルデー・イベントが大成功だったと紹介しました。

さらに1970年の大阪万博の際に昭和天皇と香淳皇后がブルガリア館でヨーグルトを召し上がったことから、ブルガリアのヨーグルトが広く知れ渡ったと話したということです。

陛下も子どもの頃、両親がブルガリアのヨーグルトの種菌をもらい、ヨーグルトを作って食べたことなどについて楽しく話されたということです。

また、陛下が70年の万博で、ブルガリア館が円錐形のような建物で山を表現していると思うと話されると、大統領はブルガリアの自慢は美しい山と高原の湖なので、ぜひブルガリアに両陛下でいらしてくださいと招待したということです。