ハイキングや作業で山に入ることが増える時期を前に19日、山口県長門市で山での事故を想定した訓練が行われました。

長門市渋木の山中で行われた救助訓練には、市消防本部からおよそ25人が参加しました。訓練は伐採作業中に作業員2人が負傷したとの想定です。

消防隊員が斜面を登り、ロープを使って安全を確保したうえで、チェンソーで倒木を切り、タンカでけがをした人を運び出しました。

長門市では去年12月、伐採現場で滑り落ちてきた木と接触し男性が死亡する事故が起きています。

長門市中央消防署 末永 剛副署長
「要救助者の安全管理はもちろんですが活動する隊員自体の危険性、二次災害防止というのが重要というふうに思ってます」

消防は山で事故に遭った場合は適切な救助をするために「具体的な状況や位置を速やかに通報してほしい」と呼びかけています。