山口県岩国市の岩国基地にアメリカ軍が海兵隊のF35Bの新たな部隊を配備した問題です。19日、追加の配備は容認できないとの態度を示すよう、市民団体が岩国市に申し入れしました。
申し入れをしたのは「住民投票を力にする会」です。今月、岩国基地に新たなF35Bの部隊が配備されたことについて、市に事前の通告がなく、国やアメリカ軍に容認できないとの態度を明確に示すよう求めました。
住民投票を力にする会 松田一志代表
「誰が見ても基地機能強化であり断じて容認できない」
市によると岩国基地には先月30日から今月10日にかけて新たなF35Bが飛来しました。取材に対し第1海兵航空団は「現在、岩国基地では4つのF35B飛行隊を運用している」と回答し、これまでの3部隊から1つ増えて岩国に4つの部隊がいると明らかにしています。
市は今回の配備後、展開の目的や滞在期間について国に問い合わせていますが、回答はないということです。申し入れに対しては「国からの回答を踏まえて対応する」としましたが、「情報提供のあり方については疑念を持っている」とし国に早期の的確な回答を求めていくとしています。