■ここでしか味わえない、本場ベトナム料理 「日本人は頼まない方がいい」というメニューのお味は・・・

リアル「ネパール」の次は、横浜・泉区。多国籍の人が住むことで知られる、いちょう団地のすぐそばにあるのが、ベトナム人行きつけのお店「タンハー」。

お店にはエスニック系の食材がズラッと並んでおり、その光景はまさに現地の商店そのもの。このお店の中で、本場のベトナム料理が食べられるんです。

こちら、笑顔の素敵な名物店主がタンハーさん。タンハーさんはおよそ40年前、難民としてベトナムを離れた後、日本にやってきました。今ではベトナム出身者だけでなく、日本人からも愛される肝っ玉母さんなんです。

そんなタンハーさんの愛されぶりがわかるのが、手作りメニュー。料理の解説は、お客さんが書いた日本語で書かれています。

そんなメニューの中から、イチオシを頂くことに・・・。

この「バン カン チャー カー(900円)」は、さつま揚げが入ったスープにタピオカの生麺を使った、ここでしか味わえないという一品。

リポーター
「おいしい!初めて食べた麺の種類。パクチーのほのかに香る苦みと、もやしのシャキシャキ感、モチっとした麺が良く合います」

そして、フランスパンにチャーシューや野菜などがたっぷり挟まったベトナム名物の「バインミー(600円)」。

リポーター
「外側サクサクで、中もっちり。チャーシューの甘さとお野菜のシャキシャキ感がたまりません。ひと口で心をわし掴みにされました」

さらに、最近では日本人にも大人気という「ホット・ガー・ロン(1700円)」。

有精卵で作る茹で卵なんですが・・・

リポーター
「お母さんこれ、『基本的に日本人はたのまない方がいいかも?』ってメニューに書いてあります」

タンハーさん
「最近はお客さん、あなたぐらい若い子がよく食べました」

孵化する前の卵を茹でた名物料理で、滋養強壮に良いとされています。

リポーター
「この汁を飲む?」

タンハーさん
「うん。熱い気を付けて、熱いよ」

リポーター
「熱っ!ああ、おいしい」

タンハーさん
「おいしいでしょ、言ったじゃん」

リポーター
「鶏のだしを飲んでいるようなイメージです。本当においしい」

そんな卵の中身のお味は・・・

リポーター
「ああ、おいしい。口に入れた瞬間ほどけていく感じで、レバーにちょっと近いかもしれないです」

日本にいながら、”リアル海外”が味わえる本場の味の名店。ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。