工事に伴う夜間の通行止めを利用し、高速道路のトンネル内での事故を想定した訓練が松山道で行われ、警察や消防などが連携を確認しました。

警察や消防、NEXCO西日本などからおよそ80人が参加した訓練は、高速道路のトンネル内で車3台が絡む事故が発生しそのうち1台から出火したという想定で行われました。

中ではまず、パトロール中の警察が事故を発見、通報で駆け付けたNEXCOの交通管理隊と、けが人を避難させたり交通規制を実施したりしたほか、出火した車の初期消火を行いました。

続いて到着した消防が、火を消し止めるとともに車内に閉じ込められた人を救出するなど、連携して事故対応にあたっていました。

NEXCO西日本 愛媛高速道路事務所 数藤宏治 所長
「引き続き関係機関の皆さまの協力をいただきまして訓練を重ねることで安全安心な高速道路を提供していきたいと考えています」

警察によりますと県内の高速道路では今年に入って今月15日までに、去年の同じ時期より6件多い15件の人身事故が発生、1人が死亡したということです。