江藤農林水産大臣はきのう、佐賀県内で行った講演で「私はコメを買ったことがない。支援者の方々からたくさんもらうので」などと発言しました。

江藤農水大臣はきのう、佐賀市で自民党佐賀県連が主催したセミナーに出席し、講演しました。その中で、コメの精米について触れた際、次のように話しました。

江藤拓 農水大臣
「私もコメは買ったことありません、正直。支援者の方々がたくさんコメをくださるんで、まさに売るほどあります。私の家の食品庫には」

また、市場でコメの価格が高止まりしていることについては「大変責任を感じている」と述べました。

この江藤大臣の発言をめぐっては、与野党から“不適切だ”と批判の声があがっています。

江藤拓 農水大臣
「私が『売るほどある』って言ったのは言いすぎでした。玄米でも買ってほしいということを、ぜひ伝えたいということでそういう発言をした。私が言ったことについては正確性が欠いた」

先ほど、江藤大臣は今回の発言について取材に応じ、「撤回というより修正する」と説明しました。

また、「様々な批判はある」とした上で、備蓄米放出の「結果を出して応えたい」と現時点で辞任はしない意向を示しました。