日本に残る8種類の在来馬の1つ、対州馬(たいしゅうば)に親しんでもらおうと乗馬体験会がこのほど対馬市で行われました。

体験会は毎年GWの時期に対馬博物館が主催していて、この日は市民や観光客が参加しました。

対州馬は古代から対馬で飼育されていた小柄な馬で、元寇襲来の際には、軍馬として活躍したとされています。

明治期には約4千頭いましたが、戦後、農耕や運搬などの機械化で活躍の場が減り、現在は50頭ほどに。

今回のイベントには、対州馬をもっと身近に感じてもらう狙いがあります。

広島からの観光客:
「初めてだったんですけど、思ったより小さくて可愛かったです」

参加した子ども:
「乗って揺れるというか怖い感じもあるけど最後は楽しい」

2019年には市の天然記念物にも指定された対州馬。対馬博物館では今後も乗馬体験会を開きたいとしています。