今年3月に大地震が起きたミャンマーの現状について考えるセミナーが愛媛県松山市で開かれ、軍事政権のもと、支援物資が届いていない問題などが報告されました。

ミャンマーの研究者などが開いたセミナーでは、上智大学の根本敬名誉教授が、軍事政権と民主派勢力との戦闘が続く中で地震が発生したことや、軍事政権が地震の被災地に対しても空爆を繰り返すなど、危機的な人道状況を報告しました。また、政府間の援助では、送り先が軍事政権になり、「民主派勢力」との戦闘が激しい地域には、物資が届かないケースもあるとして、NGO系のクラウドファンディングの活用など政権を経由しない支援も重要だと訴えていました。