100年以上前からカイコの研究を続ける九州大学が、カイコを使ったクッキーの販売を始めました。近年、注目される昆虫食を通じて、研究を身近に感じてもらおうという取り組みです。


◆研究用カイコで学生が開発
九州大学のキャンパスで、31日から販売が始まった「カイコクッキー」です。研究用に飼育したカイコを粉末にして、生地に混ぜて焼いたものです。商品化からパッケージのデザインまで、学生など15人が手がけました。

購入した学生「(食べてみて)あまり“虫感”はないですね」「レーズンがきいていて、しっとり系というよりはサクサク系のクッキーかなと」


◆九大のカイコ研究は100年以上
九大はカイコの研究を100年以上続けていて、現在は新型コロナの検査キットやワクチンの開発を進めています。

九州大学大学院芸術工学府 寺崎薫さん「高校生とかにとっても、九州大学の研究とかを知ってもらって、九大の魅力を知ってもらって、ぜひ受験勉強を頑張ってもらったら嬉しいなと思います」

11月4日からは第2弾として、お茶などにも使われるカイコのフンを使ったクッキーも販売します。