低投票率が課題となっている若者に選挙に関心を持ってもらおうと、高校生を対象にした出前授業が行われました。
高知県選挙管理委員会が開いた出前授業を受けたのは、今年度18歳になり選挙権を得る高知市の土佐塾高校3年生、およそ170人です。
授業では職員が学生生活や出産など10代、20代でも政治と深く関わる事象があることや、若者の投票率が低ければ自分たちの意見が反映されにくくなるなど、投票することの大切さを説明しました。
その後、生徒たちは模擬投票を行いました。
高知県選管によりますと、2024年の衆議院議員選挙で高知県内の若者の投票率は、全国に比べて10代で6.67ポイント、20代で8.41ポイント下回っていて、関心の低さが課題です。
夏には参議院議員選挙を控えていることもあり、生徒たちは政治への関心や投票への意識を高めていました。
▼生徒
「投票は簡単にできるとわかったので気軽にいって自分の意志を投票できたらと思った」
▼すでに18歳の生徒
「選挙権を持っているので行きたいという気持ちが湧いた。候補者の意見をちゃんと聞いて自分がこういう社会であってほしいと思っていることを実現してくれる人を選びたい」
高知県選管は参院選の投票率を上げるため、若者による投票の呼びかけなどを検討しているということです。