噴火が続く桜島について専門家は「降灰を伴った噴火が今後も数日は続く」と話し注意を呼びかけています。

(京都大学火山活動研究センター 中道治久センター長)「火山灰が出つつ桜島は膨張しているということは新しいマグマが入ってきている」

京都大学・火山活動研究センターの中道治久センター長は桜島の活動について「大噴火が起こるような状況ではないが噴火は数日間つづく」と見ています。

(京都大学火山活動研究センター 中道治久センター長)「連続的に灰が出るという噴火をずっと続けるか、それが止まったとしても1回1回爆発して噴火するというのを続けると思う」

今後も多量の降灰が予想されるため対策が必要と呼びかけます。

(京都大学火山活動研究センター 中道治久センター長)「すぐ灰を除去するとか片付けるとか。雨が降ってくるので重くなる。風下になると灰がまた降ってくる。そうすると視界が悪くなることがあり注意しなきゃいけない」

灰は16日このあと、火口から北の姶良市加治木方向に流れる予想です。気象台はマスクなどで対策し、徐行運転を心掛けるよう呼びかけています。