長野市は市街地と中山間地を結ぶバス路線について、廃止後の乗り合いタクシーの運行計画案を示しました。

長野市街地と中山間地を結ぶ6つのバス路線については、アルピコ交通などが9月末から今年度いっぱいで廃止する方針で、市は代替として市営バスや乗り合いタクシーを運行する計画です。

長野市役所で開かれた会議には、事業者のほか関係町村の関係者が出席し、市側が牟礼線・県道戸隠線・篠ノ井新町線の3路線で運行する乗り合いタクシーの運行計画案を示しました。

それによりますと、乗合タクシーは1路線につき1台の車両を使い、現在のバスに準じた時刻表で運行する計画です。

会議には今年度末で廃止される高府線沿線の小川村の関係者も出席し、「長野市と白馬村を結ぶ特急バスの停留所を村内に設けては」といった意見も出されました。

小川村 小林裕一郎副村長:「目の前をバスが走っていながら止まらない。バスがなくなるというのが小川村のイメージも悪くなる。小川村の高校生や住民も利用させてもらえればありがたい」

長野市は、6月下旬をめどに路線バス廃止後の代替策の最終案を固めるとしています。