女子サッカー・WEリーグのアルビレックス新潟レディースは16日、FW武田あすみ選手(24)が今季限りで退団すると発表しました。

武田選手は神奈川県出身。
JFAアカデミー福島を経て、2019年にアルビレックス新潟レディースに入団しました。なでしこリーグ・WE リーグ通算57試合に出場し2得点をあげました。

武田選手はクラブを通じて、コメントを発表しています。

怪我をしてからここまで約2年半、完全復帰した姿を届けたい一心でしたが、沢山悩み時間をかけて考えた結果、引退する決断に至りました。
これまで何度も壁にぶつかり何度も心が折れそうな時、本当にたくさんの方々に手を差し伸べて頂きました。サポーターのみなさんがかけてくれた言葉、忘れません。新潟の熱い声援が本当に大好きで、また明日も頑張ろうと立ち上がらせてくれました。
今までリハビリやトレーニングをしてくださったトレーナーやコーチのみなさんのおかげでここまで来ることもできました。支えてくださったみなさんに申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
練習に合流してからも継続してトレーニングをすることがなかなか難しく、リハビリ期間以上に苦しさも味わった時間でしたが、改めてサッカーが楽しくて大好きなんだと実感しました。そしてこのチームのみんなとプレーできたことが何よりも嬉しかったです。

雇用先である新潟県障がい者交流センターの皆様、足踏みばかりの毎日でも職場に行けば怪我のことは何も触れず応援し続けてくれた職員のみなさん。「あと少し。踏ん張れ踏ん張れ」という利用者さんの言葉や「私も毎日リハビリ頑張れる」という言葉に数えきれない程助けられました。本当に私の原動力でした。

このタイミングでサッカー人生を終えることにも意味があると思います。
パラスポーツや福祉、教育といった面で多くの機会をいただき、そこで得られたことは怪我あってこその見えた景色で、その経験が今の私の決断に背中を押してくれているようにも感じます。

この先サッカーからは一度離れますが、いつかまたみなさんとどこかで繋がれる日を楽しみに前に進み続けます。
新潟最高!6年半本当にありがとうございました!
明日は最終戦。アイシテルニイガタ歌いましょう!
会場でお待ちしています