旬を迎えた初ガツオの競りが高知県中土佐町で盛んに行われています。漁獲量は順調に推移しているということです。

中土佐町の久礼漁港です。市場にはキラキラと光る新鮮な初ガツオ、およそ2トンが並びました。漁協によりますと初ガツオは例年、3月ごろから獲れ始めますが2025年は水温が低かったせいか、時期が4月中旬以降にずれ込んだといいます。その後、漁獲量は1日平均4トン前後と順調に推移しているということです。市場では仲買人や地元の鮮魚店の人たちが競り落としていました。

(久礼漁協 野瀬貴臣さん)
「初ガツオの特徴としては脂があるというよりはさっぱりとした感じのものだと思うので、さっぱりとしたカツオが食べやすいという人もいますし、それが売りじゃないですかね」

中土佐町では18日、恒例のかつお祭本祭が開かれ、大正町市場でも16日からかつお祭が開かれています。

(久礼漁協 野瀬貴臣さん)
「かつお祭自体も規模がちょっと小さくなってしまったんですけど、町全体を盛り上げる形でやってくれてはいるんで、いろんな人が来てくれて町がにぎやかになったらいいなとは思いますね」