4月に熊本県内で倒産した企業の負債総額は、86億円だったことが分かりました。

民間の信用調査会社によりますと、4月に1000万円以上の負債を抱えて倒産した熊本県内の企業は4件で、負債総額は86億4500万円でした。
倒産件数は前の月を下回りましたが、負債額10億円以上の大型倒産が2件発生したため、負債総額は前の月を大きく上回りました。
負債総額が50億円を超えたのは、2019年12月以来、5年4か月ぶりです。
大型倒産は「不知火カントリークラブ」を運営する宇城市の「熊本観光開発」(負債額:56億4400万円)と、「阿蘇の司ビラパークホテル」を運営していた阿蘇市の「AT精算会社」(負債額:27億円)の2社です。
帝国データバンクは、「物価高や人手不足の影響などで、企業倒産は緩やかな増加が続くだろう」と分析しています。