
こちらでは、伝統的な素潜り漁でアカモクを収穫し、加工した商品を県内外に販売しています。

マサエイ水産加工 正好輝旭社長
「(アカモクの漁は)結構体力いりますよ。すごく潮の早いところで育つので危険もあるなかで」「夏場になると今度は逆に暑くなって汗もかいて熱中症にもなったりするおそれもある」
ハードな漁の中ほぼ毎日、海藻を食べるという漁師たち。
ふだんの体調について聞いてみると…

海士 北野富意さん
「メカブとか取ってきて家で叩いてごはんにかけて食べますよね。そしたら1年中かぜ引いたことない、それが原因かどうか分からんけどね」
海女 魚住由佳理さん
「だいたい夜ごはんに小鉢的な感じで食べます」
Q.体調は大崩れしない?
「しないですね、私もかぜ引かないかも」
夏バテ気味の記者も取れたてのアカモクを頂いてみました。
RKB 小松勝記者
「初めてアカモクをいただいたんですけど、ツルッと入っていく感じですごく食べやすくておいしいです」

広瀬教授は海藻に含まれる「ヌメヌメ成分」が、夏バテの原因とされる免疫力の低下を改善する大きな効果があると話します。
九州大学大学院(食品科学) 広瀬直人教授
「ヌメヌメの正体なんですが、いわゆる水溶性食物繊維というものです。(水溶性食物繊維には)免疫力を上げるという力があるということが分かっています。さらに腸の中を活性化する、腸内細菌をいい状態に保つことによって代謝もさらによくなっていく」
去年と同じく猛暑が予想される今年の夏。夏バテを乗り切るカギは「ヌメ活」かもしれません。