『どりーむず』の次は『かむ』叶えたい夢
「どりーむず」に続く新たな施設の名前は「かむ」と決まっています。
笠間さん「うすうすお察しかもしれないんですけど、1店舗目が『どりーむず』2店舗目が『かむ』で、未来に向かって『とぅるー』ができたらいいなと思っていて、DREAMS COME TRUEの事業所ができたらいいなって夢見て。最初の『どりーむず』の名前をつけるときも、未来を予想しながら、こうなったらいいな、ああなったらいいな、何年後にはこう、何年後にはこうってイメージしていたので、ちょっと最初のイメージよりは少し遅れたんですけど、2店舗目は『かむ』で。あとドリカムが好きっていうところもあるんですけど」
実は「かむ」ができるのは、これで2度目です。
成長した利用者の生活支援のため、2020年に一度「かむ」がオープンしましたが、台風19号による水害の後だったこともあり、運営を軌道に乗せるため、「どりーむず」と統合しました。

一方で、スタッフが着るTシャツには、「かむ」の名前を残し、再開を誓いました。
笠間さん「今を一緒に走ってきたスタッフばかりなので、Tシャツのマークのところ『どりーむず』の下に『かむ』ってあるんですけど、いつの日か、またやりたいんだって。私の中では新たなる復活っていう感じですね」
再開へと動き出した「かむ」。ともに駆け抜けてきたスタッフとともに、利用者と実現したい「夢」は、まだまだ続きそうです。

笠間さん「やりたいことがたくさんありすぎて、どうしようって思っているんですけど、うちは0歳から大人の方まで切れ目なくご利用することができるんですけど、大人の方と小さいお子さんが一緒に交流するのはすごくいいことなんですけど、一緒に活動することが多いので、もう少し大人の方には、もうちょっとしっかりしたプログラムを用意して、自分は地域の一員なんだ、僕たち私たちは立派な社会人で、地域の役に立ってるって思えるような活動を取り組んでいきたいなと思って今計画を立てている」
「かむ」は、いわき市の中央部、常磐地区に建つ予定です。実はこうした重い障害を持つ人たちを受け入れる施設というのは、平地区をはじめとした北部に集中していて、笠間さんは、小名浜や勿来など、南側の人たちが利用しやすいように、この場所を選んだということです。みんなの思いが詰まった「かむ」は7月に開所する予定です。