他にも「指輪っかテスト」と呼ばれる、ふくらはぎの最も太い部分を両手の親指と人差し指で囲むものでも筋肉量のチェックができます。

指とふくらはぎの間に隙間ができる場合は、筋肉量の減少が疑われるということです。
新潟医療福祉大学 永井徹教授
「簡便なチェックなので、気づいてもらうことが大事」

では、サルコペニア予防に必要なこととは何なのでしょうか。
重要なのは「バランスの取れた食事」と「適度な運動」です。
新潟医療福祉大学 永井徹教授
「運動習慣をつけるというか、走らなくても歩いたりするとか。運動ばっかりでは体の材料がないですから、しっかり食事をとる。当たり前のことをする」
特に主食・主菜・副菜のそろった食事を心がけることが大切だそうです。

また、永井教授は「高齢になってから、いざとなって筋肉をつけようと思っても、なかなか若いころのように筋肉量がつかないこともある」としていています。
40代以降は特に予防することが大事だということですが、若い時から食事や運動に気にかけて過ごすことが必要です。