慢性的な人手不足が続く、県内の福祉・介護関係の事業所に就職した職員たちを応援しようと、愛媛県松山市内で14日合同の入職式が開かれました。

合同の入職式は、小規模な事業所が多い福祉・介護業界に交流の場を提供しようと、県などが2016年に開始、今年は県内36の事業所で採用された、10代~60代のあわせて58人が出席しました。

(新人職員代表・上田彩華さん)
「14日この場で出会った新人職員、諸先輩方との縁を大切にして、つながりを拾っていき、利用者の方々のためによりよい支援、よりよい福祉を構築していきたいと思います」

職員は式典に続いて名刺交換で自己紹介した後、ビジネスマナーを学んだりゲームを楽しんだりして、交流を深めていました。

(参加した介護士の男性)
「前職営業職をしていたので、そういった人と人とのかかわりみたいなのは自分の中では得意だと思っているので、そういったことを生かしてがんばっていこうかなと思います」

愛媛労働局などによると、県内でも介護業界は慢性的に人手不足が続いているということで、今年3月の求人倍率も4.21倍と高止まりしています。