2026年3月に閉鎖される、石川県金沢市片町の商業施設「プレーゴ」の跡地について、新たに土地を取得した都内の会社がホテル建設を検討していると、地元関係者に説明していることがわかりました。
2001年にオープンした金沢市片町にある商業施設「プレーゴ」は、地権者との契約交渉が不調に終わり、2026年3月で営業が終了、6月までに更地になることが決まっています。
地元関係者によりますと、新たな土地の所有者となった、大和ハウスグループの「フジタ」は、地域商店街に対しこの更地にできるだけ早くホテルを建設したい方針を説明したと言うことです。

片町商店街振興組合の諸江洋理事長は、一帯の再開発は難しいとの認識を示しながらも、都内の会社に対して「ホテルの場合は、飲食店や物販店を入居させ、にぎわいを作って欲しい」と要望したということです。
またフジタの広報担当者は北陸放送の取材に対し、「跡地の活用については確定していないが、ホテル事業を中心に検討している」とコメントしています。
片町の再開発をめぐっては、プレーゴの反対側に位置するエリアで、2027年着工での複合商業施設の建設が予定されています。