帝国データバンク仙台支店によりますと、仙台地裁から破産手続きの開始決定を受けたのは、宮城県名取市の老舗和菓子メーカー「壽三色最中本舗」です。

壽三色最中本舗は、1931年に創業し、アズキやゴマなど3種類の餡を包んだ「三色最中」をはじめとした和菓子を製造・販売していました。
しかし、消費者の好みの変化やコロナ禍による来店客の減少などから赤字決算が続き、2024年度は2億2100万円の売り上げに対し、300万円の純損失を計上しました。
こうしたことから資金繰りが限界に達し、3月31日付で全従業員を解雇して事業を停止したうえ、4月23日に仙台地裁に自己破産を申請していました。
負債額はおよそ5億円に上るということです。