もうすぐ、ホタル舞う季節です。

13日、ホタルの名所で知られる山口県山口市、一の坂川周辺で住宅の軒先に「蛍かご」が飾られました。


古い町並みが残る山口市大殿地区で軒先に揺れているのは「蛍かご」です。

初夏の風情を楽しんでもらおうと、地元の住民グループ「つむぎラボ」のメンバーが毎年飾っています。

記者
「蛍かごは昔は子どもたちの手遊びの中の1つでした。自分たちで編んで、その中に捕まえたホタルを入れて、明かりのようにして楽しんでいたということなんです」

幻想的な光で初夏の夜を彩るホタル。

大殿地区を流れる一の坂川は名所として知られています。

まもなく訪れる季節を前に、メンバーが軒先に「蛍かご」を吊るしていきました。

つむぎラボ 粉川妙 代表
「大殿の初夏の風物詩になればなと思ってやっていたので、一歩ずつ仲間と一緒に積み重なっているなという思いが強いです」

長さが1メートルを超える大きな「蛍かご」もありました。

この家に住む人
「ここ通学路になっているんで、子どもたちが毎日、わーっと寄ってきてこれをくるんっとやって学校に行くんですね。それを見るのがほのぼのとして楽しくなりますね、毎年。一見、地味なように見えて、すごく造形的にも美しいし、風があったらあったですてきだし、山口の新しい風物詩となったんじゃないですかね」


「蛍かご」は、大殿大路や一の坂川沿いの住宅や店に125個が吊るされました。

来月10日まで飾られます。

一の坂川では今月31日に「ほたる観賞Week!」が始まります。