全国のスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格は、去年6月、平均価格は2169円でしたが、どんどん値上がりし、今年3月には4000円台まで上がりました。
備蓄米放出後も価格が下がっていませんでしたが、12日に今月4日までの1週間の平均価格が発表され、「4214円」と前の週から19円値下がりし、去年12月以来、18週ぶりの値下げとなりました。
一方、消費者にとっては値下げを感じられない状況が続いています。
宮崎県内のスーパーでコメの価格の実態を取材しました。
去年12月以来の値下げとなったコメの平均価格。
ただ、MRTが県内複数のスーパーやディスカウントストアに電話取材したところ…
「コメの入荷量が少ないので値下げのしようがない」
「コメの卸売業者に発注しても、発注した量の半分以下しか届かないので、購入制限をかけている」
「発注できる米の品種も前の年の半分くらいに減っている」
などといった意見が多く聞かれ、依然として厳しい状況が続いていることが分かりました。
(田尻怜也記者)
「こちらのコメ売り場には、買いだめを控えてもらおうと『一家族一袋まで』と掲げられています」
県内のコメを10種類ほど取り扱っている延岡市のスーパーでは去年の秋ごろから仕入れ価格が上昇。
全体的に販売価格は5キロあたり2000円ほど値上がりしていて、県産ヒノヒカリは5キロ、4849円となっています。
これだけの値上げは20年間で初めてだということですが、現在、地元からの供給も不足していることから、今後も価格の上昇は避けられないとしています。
(サンフレッシュむしか 沢部誠一社長)
「地場の米がほとんど底をついたので、来週ぐらいの相場から少し上げさせてもらう形」
コメの価格について買い物客は。
(買い物客)
「(コメ価格が)下がったと言っても、19円程度でしょ。(安くなった実感は)全然ない。(5キロ)3000円ぐらいがベストかなと」
「朝昼はパンとか、夜だけご飯は。コメ離れしている」
店では消費者の負担感を減らそうと2キロ入りのコメを1800円台で販売するなど、対応していますが、価格がすぐに下がることはないと見込んでいます。
(サンフレッシュむしか 沢部誠一社長)
「米があって初めて食生活ですから、スタートになるから(価格)転嫁しにくい。来年の秋には少し落ち着いてほしいとは思うが、やっぱ高値で落ち着くのでは」
コメの平均販売価格が18週ぶりに下落に転じたことについて、江藤拓農林水産大臣は、13日、記者会見で「一つの変化として歓迎するが、消費者が評価する水準ではない。備蓄米の販売についてさらに加速させていきたい」とコメントしています。
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