12日夜、高知県大月町の沖合で、漁船同士が衝突する事故があり、1隻が沈没しました。この事故で、インドネシア人の船員1人が軽いけがをしています。

事故があったのは、大月町の観音崎(かんのんざき)から北西に1.6kmの沖合です。宿毛海上保安署によりますと、12日午後7時40分ごろ、いかりを降ろして停船していた「第80蛭子丸(えびすまる)」に、「第三十八源漁丸(げんりょうまる)」が突っ込んだということです。

◆事故船舶
停泊していた船:「第80蛭子丸」中型まき網漁船、19トン、乗組員11人
衝突した船:「第三十八源漁丸」まき網漁業運搬船、19トン、乗組員3人

衝突した「第三十八源漁丸」(提供:宿毛海上保安署)

この事故で、「第80蛭子丸」に乗っていたインドネシア国籍の19歳の男性船員が、頭を強く打ち病院に搬送されましたが、軽傷だということです。

事故後、衝突された「第80蛭子丸」は沈没しましたが、11人いた乗組員は、船が沈む前に「第三十八源漁丸」に乗り移っていて、無事だということです。