高知工科大学の学生と民間企業などが連携し、生成AIやデータ活用で地域課題を解決しようというプロジェクトが本格的に動き始めました。
高知工科大学では、2024年度、理系分野と文系分野を統合した「データ&イノベーション学群」を新設。学生と県内外の民間企業、団体などが生成AIやデータを活用して地域課題の解決を目指す10のプロジェクトが、10日、発表されました。

発表会ではまず、今年初出店したドン・キホーテ高知店の店長らが、「AIの導入でビジネスシーンが大きく変化している」などと講演しました。

この後、学生らがそれぞれのプロジェクトの概要を発表。例えば四国銀行と連携したプロジェクトでは、県内の様々な企業が持つ独自技術の発掘にDXを活用し、各企業の新たなビジネス展開を目指す内容です。

(学生)
「AIを導入する際にはですね、導入自体が目的にならないようにすることが不可欠であると考えています。まずは小規模で現場の意見を取り入れながら進めることで業務の複雑化を防ぎ、真の効率化につながると考えています」
高知工科大学では来年度には20件、再来年度には30件まで連携するパートナーを増やしていきたい考えです。