物価高対策として消費税の減税をおこなわない意向を固めた石破総理。野党はきょうの国会で政府の対応が無策だと追及を強めました。

国民民主党 玉木雄一郎 代表(先月10日)
「消費税の減税、決める政治が必要だと思います」

立憲民主党 野田佳彦 代表(先月25日)
「臨時時限的な措置として食料品0%へと消費税の減税をする」

公明党 斉藤鉄夫 代表(先月18日)
「基本的な考え方は減税。この考えは全く変わっておりません」

野党のみならず、与党内からも声があがる消費税の減税。きょうの国会で野党は…

立憲民主党  大西健介 衆院議員
「この消費税減税、本当に検討しないんですか」
石破総理
「一番困っている方々に手厚い支援がいかないというのは、私は政策のあり方として正しいと思っておりません」

消費税の引き下げに否定的な考えを示し、「次の時代に責任をもつ」と強調しますが…

立憲民主党  大西健介 衆院議員
「無責任なのは決められない石破総理であって、物価高に対してガソリン減税も消費減税も何もしないという自民党のほうじゃないですか」

追及に思わず気色ばむ場面も。

石破総理
「何で何もしないというふうにあなた決めるんですか。何もやらないって決めつけは、私は議論として適当だと全く思いません」

物価高に対して政府は無策だと追及を受けた石破総理。低所得者向けの給付金や高校無償化に向けた対応などをしてきたと強調し、強く反論しました。

石破総理
「何もやらないって決めつけは、私は議論として適当だと全く思いません」
立憲民主党  大西健介 衆院議員
「じゃあ、何をやるんですか。現金給付やるんですか。消費税減税、是か非か、国民に判断してもらおうと思っています。ぜひ選挙でこれ決着つけようじゃないですか」
石破総理
「広くあまねくやるということよりも、本当に困っておられる方々にきちんとした支援がおこなうことができる、そして次の時代に責任をもつ。何もしないなどということは全くございません」

消費税の減税に否定的な理由として挙げたのが、いまの財政状況やほかの国と比べ税率が低いことです。減税を実施する場合は代わりの財源を用意する必要があると強調しますが、野党はいまの政権について…

立憲民主党 辻󠄀元清美 代表代行
「物価高対策は無策、コメ政策も無策、そして年金改革も無策。選択的夫婦別姓に対しても無策、そしてさらに政治改革にも無策。無策、無策、無策、無策、無策、無策の5連発じゃないですか。ですからね、どこが“責任政党”やねんと」

有効な物価高対策を打ち出すことは出来るのか。苦しい政権運営が続きます。