2つの大きな危機「病院の財政赤字」と「看護師不足」

県医労連 嵯峨猛 書記長「2つの大きな危機にあると思っている。病院の財政赤字の問題と、看護師不足が2025年にはいってから非常に高まっています」
県医労連は会見で、国が医療費を安くするために診療報酬を引き下げたことで、全国の病院の6割が赤字に陥っていると指摘。さらに、看護師不足が夜勤回数の増加を招き、厳しい労働環境により6割の施設で新規の採用者よりも退職者の方が多い実態を訴えました。
石川県地域医療政策課 細木信哉 課長「頭数は増えているが、夜勤やフルタイムで働ける看護職員は実はそれほど増えていないのが実情」

県によりますと、国が試算した今年度の看護職員の必要人数は2023年より1000人以上多い1万9700人とされており、人手不足は深刻な状況です。