山形県中山町の小学校では毎年恒例となっている紅花を育てる授業が始まり、きょうは児童らが種まきを体験しました。

きょう、紅花について学んだのは中山町の豊田小学校の4年生です。

中山町では、2019年に紅花文化が国の指定する「日本農業遺産」に登録されたことをきっかけに地域の小学生に歴史と文化を学んでもらおうと、毎年、紅花を育てる授業を行っています。

また、県でも紅花文化を世界農業遺産に登録しようと国連に申請をしていて、地域の伝統文化を若い世代に広く知ってもらう様々な取り組みを行っています。

きょう、児童らは地域で紅花を育てている農家を先生に歴史や栽培方法を学びました。

黒塀の里山保存会 井上節子さん「山形県で栽培されるようになったのは今から450年前の室町時代」

歴史を学んだあと、児童は種をまき紅花の栽培を始めました。

上手に植えるコツは種が浮いてこないように手のひらで土を強く押すことです。

児童はこれから紅花の成長を日々観察し、さらに活用方法についても学んでいきます。

児童「大きく育ってほしい」

児童「紅花を正しく植えて紅餅や紅花染めを楽しみたい」

児童たちが育てた紅花は秋に紅花染めの染料のもとになる紅餅に加工し、その後、
児童が紅花染めを体験するということです。