熊本県宇土市で多くとれる赤い石。「なぜ赤いのか?」地質学的に分からないことが多いこの石の謎に高校生たちが挑んでいます。
宇土市の工事現場です。ここで見られる赤い石は「馬門石(まかどいし)」と呼ばれ、江戸時代からは橋や鳥居などに使われていました。
実は約1500年前の古墳時代には、石棺として使われていたことも分かっています。

地質学的に分からないことが多い「馬門石」の謎に、宇土高校科学部の生徒たちが挑戦しています。
きょう(5月12日)は馬門石が大規模に露出した現場を調査しました。

宇土高校科学部 吉田大暉さん「よく見てみると、馬門石製の古い公共物とか色々あるんですよ。身近にいっぱいあるのに何で赤いか分かっていないので、そういうところが一番面白い存在かなと思っています」
「なぜ赤いのか?」その答えは、5月24日から開かれる日本考古学会の高校生部門で発表される予定です。