係争地のカシミール地方をめぐる軍事衝突のあと、停戦に合意したインドとパキスタンの軍幹部が12日、電話協議を始めました。停戦を維持し、緊張の緩和につながるかが焦点です。

インドとパキスタンは、係争地のカシミール地方で起きたテロをきっかけに軍事攻撃の応酬となり、双方で民間人50人近くが死亡する事態となりましたが、11日にアメリカの仲介で停戦に合意しました。

停戦が発効した直後は、カシミール地方の実効支配線付近で銃撃戦などが発生したものの、その後、目立った衝突は起きていません。

こうしたなか、12日、両国の軍事作戦局長が電話協議を始めたことが、外交筋への取材でわかりました。電話協議では、停戦を維持するとともに、緊張の緩和に向けて両国がどこまで歩み寄れるのかが大きな焦点となります。