なぜここまで時間がかかったのでしょうか?

【記者リポート】
「火事の現場付近は、乗用車一台ようやく通れるくらいの道幅となっていて、かなり狭い路地が続いています」

この道の狭さは消火活動に影響しました。

【三条市消防局 警防課 相田恒 課長】
「ああいった狭い場所だと、はしご車もなかなか行けないので、建物の屋上とか隙間から放水するしかないので、そこが苦労したところです」

火事が起きたのはJR北三条駅から600mほど離れた場所で、三条で一番の繁華街、本寺小路から一本入った通りの建物が密着するエリアです。

【三条市消防局 警防課 相田恒 課長】
「建物が密集していたということと、なかなか消防が侵入しにくい環境であったということで、燃え広がったのかなと」

新潟県がまとめた2024年1年間の火災発生件数では、4月の発生が最も多く、春の時期は火災が多いことが分かります。

【三条市消防局 警防課 相田恒 課長】
「予防の意識があれば火災を発生させずに済むところもあると思いますので、今一度火の用心をしていただければと」