林官房長官は、軍事攻撃の応酬となっていたインドとパキスタンが即時停戦に合意したことについて「歓迎している」と述べ、今後も「双方が自制し、対話を通じて事態を安定化させることを強く求める」考えを示しました。

インドとパキスタンは、係争地のカシミール地方で先月、インド側の実効支配地域で起きたテロ事件を発端に両国が軍事攻撃の応酬を続けていましたが、10日、アメリカの仲介で即時停戦に合意しました。

林官房長官
「日本政府として両国が合意に至ったことを歓迎しておりまして、米国の仲介努力を評価します」

林官房長官はきょうの会見で、停戦合意を「歓迎する」としたうえで、「引き続き今後の進展を注視する」考えを示しました。

しかし、停戦合意後も両軍の交戦は続いていて、林官房長官は「インド・パキスタン双方が自制し、対話を通じて事態を安定化させることを強く求める」と強調しました。