熊本県内の路線バスや熊本市電(路面電車)などが半額で利用できる「半額パス」の実証実験について、「渋滞緩和などに一定の効果があった」という成果が発表されました。
この実証実験は、県内の路線バス事業者5社が、2024年10月から2025年2月にかけて実施したものです。

2500円で専用のICカードを購入し会員になると、平日午前9時以降と土日の、路線バスや熊本市電の利用料金が半額になるものです。
バス事業者は12日、この実証実験の結果「期間中の公共交通の利用が前年と比べて9万人増え、推計で延べ約10万台の車を削減できた」と発表しました。

また、熊本市の中心市街地では約1.8億円の消費が増えたと推計していて、事業者側は今回の結果を精査して、交通のあり方などについて検討を進める方針です。