“年パス”いつでも「森生活」
さらには、【森】のレンタルまで!
森林レンタル『forenta』は、1つの森を区分けして貸し出すサービス。

例えば茨城県の「水戸エリア」は
▼1区画200㎡以上
▼年間レンタル料金は4万4000円〜9万9000円
ありのままの自然を満喫できるよう、ほとんど造成や開発を行っていないので、ワイルドキャンプを楽しめる傾斜のある区画から、すぐに使える平坦な区画まで好きな区画を選ぶことができます。

月に2回“森生活”をしに来るという夫婦は「予約を取らなくても“いつでも来られる”ことがとっても魅力」と話し、さらに…

夫:
「キャンプ場は結構自由度が低いけど、自分が借りている区画の中のものは“自由に使える”」
もちろんテントは設置したままでOK。区画内にある木や枝などもすべて使用OKなど、自由度の高さが魅力のようです。(※木の伐採には制限あり)

中には2年前に借りて、365日ほぼ毎日来ているという男性(73)も。
区画内には、大型テント、小屋、伐採した木などで自作したテーブルとイスに、ベッドまで!立派な“野営基地”が出来上がっています。

さらにテントの裏では、水を確保するための井戸を掘っているとのこと。自然を壊す行為や大規模な作業はNGですが、手作業での井戸掘りはOKです。

2年間レンタル中の男性(73):
「水が出なかったら別のところ掘ろうと思っている」
そして別の区画では、木から吊り下げたブランコに揺られたり、走り回ったりと子どもたちがキャーキャー言いながら遊んでいます。

『みと森のようちえん・にじいろ』平向早香さん:
「野外で1日を過ごす幼稚園として借りていて、月に6回来ている」
この幼稚園では、子どもたちが自然と触れ合える場所として森をレンタル。
街の公園では味わえない体験ができるのが魅力とのことで、森に生えている「タケノコ」を掘ってその場で調理も。借りている区画内ならタケノコ堀りもOKです。

「みかんの収穫」ができる森レンタルも

『forenta』水戸エリア・宮本明憲さん:
「山主さんも土地代(レンタル料)が入ってくる。借りた人も森で自由に過ごせる。森も喜んでいるのではないかと思う」

元々は所有者が使い道に困っていた森などを利用し、現在16道府県に広がるほど人気の森林レンタル。

静岡県の「宇佐美エリア」(年間レンタル料:13万2000円)では“みかんの収穫”ができたりと森によってシチュエーションは様々で、特に人気なのが千葉県の「富田エリア」(年間レンタル料:7万7000円~9万9000円)だといいます。
『forenta』富田エリア・猪野敬幸さん:
「ここは植林・植栽・苗木を植えて作った人工林になります」

林業に使われている森なので、木が真っ直ぐ均等に生えているのが特徴。
歩きやすく、使い勝手がいいのが人気の理由で、5月現在で全区画が埋まっている状況です。

月に2回来ているという家族は、お父さんが自作した“ジップライン”で遊んだり、ゆっくり家族の時間を過ごしたり。
レンタル料は年間10万円ほどですが、何回来ても同じ金額ということで「比較的安く楽しめる」と“森生活”を満喫していました。

(THE TIME,2025年5月9日放送より)