去年3月に行われた宮崎県日向市長選挙の開票作業をめぐり、市選挙管理委員会の職員に対する名誉棄損の罪に問われた男の裁判です。
宮崎地裁延岡支部は男に対し、懲役1年6か月の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、去年3月の日向市長選挙に出馬し落選した無職の黒木紹光被告(68歳)です。
判決によりますと、黒木被告は、去年の市長選の開票作業をめぐって、市選挙管理委員会の職員が黒木被告の得票を別の候補に移し替えて不正選挙を働いたなどと主張する動画やブログを投稿。
これらを不特定多数の人に閲覧可能にさせ、職員の名誉を毀損した罪に問われました。
宮崎地裁延岡支部で開かれた9日の判決公判で、和田将紀裁判長は「不正選挙があったことをうかがわせる証拠はまったくない」と指摘。
そのうえで、「被告人は以前、名誉棄損罪で執行猶予付きの有罪判決が確定したにもかかわらず、その猶予期間中にまたしても名誉棄損行為に及ぶなど反省の態度はみじんもみられない」などとして懲役1年6か月の実刑判決を言い渡しました。
弁護側は、控訴するかどうか本人と話し合って決めるとしています。
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