うその申請をして、新型コロナの休業給付金をだまし取った罪に問われている女の初公判が9日に開かれ、女は起訴内容を認めました。
詐欺の罪に問われているのは、福島県二本松市にある富樫縫製の事務員・遠藤里美被告(68)です。
起訴状によりますと、遠藤被告は2022年、従業員を休業させたとうその申請をして、新型コロナの休業給付金あわせて4300万円あまりをだまし取った罪に問われています。
福島地裁で開かれた初公判で、遠藤被告は「間違いありません」と起訴内容を認めたうえで「私利私欲ではなく、会社のためにやった」などと述べました。次回の公判は、6月13日に開かれる予定です。