日焼け止め 素朴なギモン

【数値によって塗り直しの頻度は変わる?】
コメンテーター 朝日奈央:

日焼け止めって、「何回も塗った方がいい」とか「2時間おきに塗った方がいい」とか聞きますが、数値によって変わるんですか?

美容皮膚科 本多釈人医師:
基本的にはこの数値はしっかりと塗れている間だけのものになります。
汗やメイク崩れでとれてしまった場合は、数値が高くても2.3時間おきにしっかりと塗り直すというのが正しい選択です。
ただ女性の場合はメイクをしますので、メイクを落として全てを塗り直すのは厳しいかと思います。
メイクの前にしっかりと効果の高い日焼け止めをつけて、その上にSPFなどの効果が入っている下地を使ってメイクをした上で、外ではスプレータイプやミストタイプで常に上からカバーをしていくなど工夫されるのがいいと思います。

【“飲む日焼け止め”の効果は?】
コメンテーター 杉浦太陽:

“飲む日焼け止め”を飲んでいるんですけど、塗るタイプもダブルでやった方がいいですか?

本多医師:
“飲む日焼け止め”は先ほどのSPF・PAという効果はほとんどありません。
日焼けをした後は、お肌が赤くなりますよね。そういった炎症がメラニンを刺激してシミの原因になりますので、その赤くなる炎症自体を抑えましょうという働きが“飲む日焼け止め”のメインの効果になります。
紫外線自体の防御はしていないので、しっかりと日焼け止めを塗った上で、塗り直しができなかったり、塗りムラで焼けてしまった炎症を“飲む日焼け止め”で対応していただくのがいいと思います。

【赤くならずに黒くなる人の日焼け対策は?】
小林由未子アナウンサー:

私、赤くならずにどんどん綺麗に黒くなるんですが、そういう人ってシミ・しわはできませんか?

本多医師:
黒くなっているということが、もうこれはシミと一緒でメラニンがどんどん産生されていることになりますので、シミ・しわの原因になります。
赤くならない方でも日焼け止めをしっかりと塗っていただいて、炎症を抑える成分などもどんどん使ってもらって日焼け後の悪影響を防いでいくのが重要かと思います。

恵俊彰:
うち、同じところに遊びに行っても焼ける子と焼けない子がいるんですけど、体質があるんですか?

本多医師:
赤くなりやすい人・なりにくい人は肌質や肌のタイプであります。

恵俊彰:
どんなタイプでも日焼け止めは使っていかなきゃいけないということですよね。

本多医師:
もちろんです。UVーAは肌の奥に入って細胞のDNAを傷つけてしまって、最悪の場合皮膚がんなどにつながります。しっかりと対策することが重要です。