そしてこのソテツ、今から63年前、松江ロータリークラブが創立10周年を記念し、旧市役所庁舎の竣工にあわせて市に贈呈したもの。

今ではその庁舎も取り壊されましたが依然ソテツは健在で、長らく松江の変遷を見守ってきたというわけです。

たなべの杜 松本真一郎さん
「この公園、大きな木がいっぱいあるんですけど、1つのシンボルツリーというか、ずっと元気に育ってくれたらいい」

ちなみに、ソテツの生態に詳しい自然観察指導員・鷲見さんによると、温暖化の影響か今年、山陰各地でソテツの花を目撃しているということで、あなたの身近なソテツでも「10年に一度」の珍しい花を見ることができるかもしれません。