4月に富山県内の公園に相次いでカフェがオープンしました。その背景にあるのが公園の維持管理費です。民間事業者を入れることで、収益の一部を活用する取り組みが進められています。まちづくりの専門家は「民間の柔軟な発想で賑わいを創出することが重要」と指摘します。

4月30日、富山市の五福公園の敷地内にオープンした「スターバックスコーヒー」。開店と同時に大勢のお客さんでにぎわっていました。
店のコンセプトは“自然に溶け込む店舗”で、3面ガラス張りの店内からは遊具や公園の緑を見渡すことができます。
公園を利用する男性
「いいと思う。小さい子供たちも来ることができて、親もそこで見ることができる。地方にもできてくれればありがたい」
公園を利用する母親
「見守りとかでいるときに、美味しいコーヒー飲めてちょっと嬉しい」
公園を利用する娘
「登校途中に行きたい」
スターバックスの富山県内の公園への出店は富岩運河環水公園(富山市)や射水歌の森運動公園(射水市)に続き3例目となります。
富山県 新田八郎知事(ことし3月の定例会見より)
「カフェが公園利用者の憩いの場となって、全体の魅力向上につながることを期待している」
五福公園のように自治体が公共施設である公園に民間資本のカフェなどを誘致するケースが相次いでいます。
