14億人の信者がいるとされるカトリック教会のトップを決める選挙「コンクラーベ」がまもなく始まります。バチカンには最大で25万人が訪れるとも言われています。現地から中継です。

バチカンのサンピエトロ広場です。新しい教皇を決める選挙「コンクラーベ」は、日本時間の午後11時半から1回目の投票が始まるということで、少しずつ訪れる人が増えてきました。

こちらでは、1時間ほど前からサンピエトロ大聖堂の中でコンクラーベに向けたミサが行われていて、投票権の持つ「枢機卿」らが参加し祈りを捧げています。

コンクラーベには133人の枢機卿が参加するとみられていまして、1人が89票を獲得するまで投票は繰り返されますが、きょうの投票は1回だけになります。

投票の結果はシスティーナ礼拝堂に設置された煙突から出る煙の色で知らされますが、1回目の結果は日付が変わった8日の午前2時ごろになると伝えられています。

コンクラーベでは、多様性を重視するなど改革を進めた教皇フランシスコの路線が継承されるのか、伝統を重んじる保守派の教皇が選ばれるのか、注目が集まっています。