絶好の茶摘み日和になりました。

山口県山陽小野田市の小学校で7日、70年近く続く伝統の茶摘みを児童が体験しました。



茶摘みを体験したのは、山陽小野田市高泊小学校の1年生と6年生58人です。

オリジナルの茶摘み踊りで気分を高め、茶畑に移動しました。



伝統の行事とあって6年生の男子ははっぴ、女子はかすりの衣装に身を包んでいます。

1年生
「摘むのが楽しい」

6年生
「新芽を見つけるのが難しいです」

初めて茶摘みをする1年生を、6年生が指導する様子も見られました。

高泊小では71年前、開校を記念してお茶の木が植えられたことがきっかけで、茶摘みが始まりました。

学校の裏の茶畑には30本ほどの木があり、ここ数年は6年生が地元の人に話を聞きながら手入れを続けてきました。

6年生
「すごく高泊小学校の歴史とか感じられて、1年生に歴史を受け継いでいる感じがするのでとてもいいです」

今シーズンの出来はとてもよく、2.1キロを摘み取りました。



収穫の後、6年生は茶もみの作業です。

蒸した茶葉をフライパンでいって水分を飛ばし、手でもんで乾燥させます。



室内にはこうばしい香りが漂っていました。

6年生
「なんか、緑っていう感じの匂いがする。おいしいお茶になりそう」

仕上がったお茶は、さっそく給食で味わったということです。