中国外務省は、何立峰副首相とアメリカのベッセント財務長官が会談すると発表しました。貿易摩擦をめぐり、米中の直接協議が行われるのは初めてです。
中国外務省はきょう、経済分野を担当する何立峰副首相があさってから12日までスイスを訪問し、アメリカのベッセント財務長官と会談すると発表しました。
これについて、中国商務省の報道官は「アメリカ側が中国と協議したい意向を示してきた」ことから、応じることを決めたとする談話を発表。
一方、ベッセント財務長官は「FOXニュース」の番組に出演し、会談は10日と11日の2日間、行われると明らかにしました。
ベッセント財務長官は、それぞれの輸入品に対し、アメリカが合わせて145%、中国が125%と高い関税をかけあう現状については「持続可能ではない」と改めて指摘しました。
その上で「大きな貿易協定を話し合う場ではなく、緊張緩和が目的になる」との見通しを示していて、両国が今回の協議で打開策が見いだせるかが焦点です。
こうした中、アメリカの3月の貿易赤字がその前の月と比べて14%増え、過去最大のおよそ20兆円となりました。
関税措置によるコスト増加への懸念から、駆け込み輸入が増えて、赤字が拡大したとみられます。
注目の記事
【独自】八丈島・土石流被害の教職員住宅は「土砂災害特別警戒区域」指定も都は入居者に説明せず 2度の改修要求も工事は行われず「ちょっと間違えば死んでいた」 台風22号・23号

20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「ChatGPTと結婚しました」AIからプロポーズされ結婚式を挙げた女性(32)「相談していたら親身になってくれた」一方で葛藤も…【岡山】

誘導された避難先で“土石流直撃”「指定の避難所と別の場所に誘導」台風被害の八丈島 約3週間後も断水続く

「タバコがクマ対策に使える?」「大声を出すことは有効?」クマによる人的被害を防ぐ基本のQ&A 正しく知って無駄な衝突をしないために

デマと誹謗中傷飛び交った宮城県知事選「悪行14選」拡散した男性は? 誤情報でかすんだ政策論争【報道特集】









