アメリカのベッセント財務長官は、トランプ政権が課した相互関税をめぐる各国との交渉で今週中にも合意が成立するとの見通しを明らかにしました。

アメリカ ベッセント財務長官
「おそらく早ければ今週にも大きな貿易相手国との取り引きを発表するでしょう」

ベッセント長官は6日、議会の公聴会で関税をめぐる各国との交渉について「とてもうまく進んでいる」と話し、今週中にも複数の合意が成立する見通しを示しました。

また、アメリカの18の主要な貿易相手のうち17の国や地域と交渉を行っているものの、中国については現時点で交渉は行っていないと明らかにしました。

一方、ベッセント長官は今年1月から3月期のGDP=国内総生産がマイナス成長となったことについて「景気後退に入ったことを示すデータは何もない」と強調し、GDPは「上方修正されるだろう」との見方を示しました。