子どもたちが人馬一体の技を披露です。馬産地としても知られる岩手県遠野市で5日、「こども流鏑馬大会」が開かれました。

流鏑馬大会が行われたのは遠野市の遠野郷八幡宮です。大会は子どもたちの健やかな成長を願って毎年、子どもの日に行われています。大会には市内をはじめ青森県や山形県の小学1年生から中学1年生までの19人が参加しました。伝統的な射手奉行(いてぶぎょう)の装束を身に着けた子どもたちは、長さ100メートルの馬場で3か所に取り付けられた直径40センチほどの的を狙います。子どもたちは揺れる馬の背中で上手にバランスを取りながら5メートルほど離れた的をめがけて矢を放ってました。

見事に矢が的に命中すると介添奉行(かいぞえぶぎょう)役の子供たちが「よう射たりや」と掛け声をかけます。会場には子どもたちの家族や観光客が訪れ子どもたちの姿に声援を送っていました。

(遠野小学校6年・菊池哉太さん)
「3年目なんですけど初めて九射(全て)当たったのでよかったです」

参加した子どもたちは流鏑馬を通じて馬との触れ合いを楽しんでいました。