夏の参議院選挙へ独自候補擁立を目指していた立憲民主党山梨県連は6日の会議で現状を取りまとめ党本部に報告する方針です。候補擁立には厳しい状況の一方、国民民主党が擁立する後藤斎前知事の支援には反発の声があります。

参院選を巡っては立憲民主党は2月に藤原伸一郎甲府市議の擁立を撤回した後も独自候補の擁立作業を継続しています。

しかし、これまでに具体的な候補者擁立の見通しは立っておらず、選挙まであと2か月あまりとなる中、6日に開かれる常任幹事会で県連としての現状を一旦取りまとめる方針です。

県連関係者によりますと「県内からの候補者の擁立は厳しい状況にある」としたうえで「県連の意見を報告する。党本部の判断も踏まえて近く結論を出したい」としています。

一方、国民民主党が擁立する後藤斎前知事への支援については県連内で反発の声が根強く、旧民主党系を支援する連合山梨も「候補者一本化が出来ない場合は組織として推薦を出すのは難しい」としています。