「ロシアによる介入」などが指摘され、結果が無効になっていたルーマニア大統領のやり直し選挙が行われました。極右政党の党首が最多得票で決選投票に進んでいます。

去年11月に行われたルーマニアの大統領選挙は、当初、無名の候補者だった極右のカリン・ジョルジェスク氏が当時の首相らを破り、決選投票に進みました。

しかし、その後、「SNS上での情報操作」などが発覚し、「ロシアによる介入」も指摘されたことから、選挙結果が無効になっていました。

4日に行われたやり直しの大統領選には、ジョルジェスク氏の立候補は認められませんでした。

地元メディアによりますと、今回の選挙では、ジョルジェスク氏が支援する極右政党の党首・シミオン氏が4割を超える票を獲得してリードし、首都ブカレストの市長が2割近くを獲得しました。

過半数に達した候補者はおらず、今月18日に2人による決選投票が行われる見通しです。