3日午前11時10分ごろ、山口県山口市矢原のJR山口線・下湯田踏切付近で「雑草が燃えている」と、消防に通報がありました。消防が消火にあたり、約20分後に鎮火しました。けが人はいませんでした。
この火災の影響で、新山口-山口駅間の上下線で約1時間20分運転を見合わせ、約500人に影響が出ました。
きょうは、新山口駅と津和野駅を往復する観光列車「SLやまぐち号」の今シーズンの運行開始日でした。SLやまぐち号は午前10時54分に新山口駅を発車。JR西日本によると、現場を通過して約10分後に火事が発生したとみられます。SLの運行に影響はありませんでした。
警察と消防は、現時点で火事の原因はわかっておらず、捜査中としています。またSLが通過した直後に火が出たことから、警察と消防は、列車を減速させる摩擦材「制輪子」が熱を持ち、その破片が飛び散ったことが火事の原因になった可能性もあるとみて、調べることにしています。