長崎県壱岐沖で3人が死亡した医療用ヘリコプターの事故をめぐって、国の運輸安全委員会はヘリのテールローターを制御する部品が破断していたと発表しました。

この事故は4月6日、6人を乗せて福岡和白病院に向かっていたヘリコプターが、長崎県壱岐沖で転覆した状態で見つかり、3人が死亡したものです。

事故の原因を調査している運輸安全委員会は2日、機体後部の「テールローター」を制御する「コントロール・ロッド」が破断していたと発表しました。

破断した原因については今後、詳しく調べるということです。

運輸安全委員会は、「機体を制御するうえで重要な部品で、破断すると事故が発生するおそれがある」として、国土交通省に情報を提供。

これを受け国交省は、同型機の所有者に対し、「コントロール・ロッド」の点検を求めました。