◇5月2日(金)福岡ソフトバンクホークス(パ6位)vs千葉ロッテマリーンズ(パ5位)/みずほPayPayドーム

開幕からホームでわずか2勝と苦しんできたソフトバンクが2点を追う9回ウラ、しかも2アウトから執念を見せた。

プロ通算246セーブのロッテ益田に対し、まずは5番・中村晃がヒットを放ち出塁すると、6番・柳町も連打でつなぐ。さらに、久留米市出身の牧原大成が、しぶとく食らいつき1点差と迫る。

なおも満塁とチャンスを広げ、球場のボルテージは最高潮に達する。ここで代打として送られたのは川瀬晃。

一打サヨナラの緊迫した場面でも集中力を切らさず、川瀬はボール、ファウル、ボール、ボールと落ち着いて見極めていく。そして、5球目のストレートをしっかり振り抜くと、これが自身2度目となるサヨナラタイムリーに。

ベンチから選手、スタッフ、指揮官らも飛び出し、球場は大歓声に包まれた。

●川瀬晃のヒーローインタビューから
Qこの歓声を聞いてどんな思い
みなさん、やりました!(大歓声)

Q打った瞬間の感情
いや、もうみんなが繋いでくれましたし、みんなが繋いでくれたものを返してやろうと、その思いだけでした。

Q9回の粘りはベンチからどう見てた
後ろでスイングしていたんですけど、絶対回ってこいと、絶対繋いでくれと思ってスイングしていましたし、本当に打てて良かったです。

Qどんなことを思って準備を
自分のタイミングと、打てる球と思ったら打ちにいこうと思っていました。

Q内容を振り返って
守備位置が定位置だったらアウトなんですけど、これもみなさんが繋いでくれたお陰だと思いますし、きょうは本当に自分だけじゃなくてチーム全員で勝った勝利だと思います(球場から拍手が起こる)

(試合結果:ソフトバンク4×-3ロッテ)

なお、3日の予告先発は、ソフトバンクが大関友久、対するロッテは石川柊太。
移籍後初めてみずほPayPayドームのマウンドに立つ石川は先日、第1子が誕生したばかりで、この試合がパパになって初めての試合となる。慣れ親しんだマウンドで今季&パパでの初勝利に挑む。