◇5月2日(金)福岡ソフトバンクホークス(パ6位)vs千葉ロッテマリーンズ(パ5位)/みずほPayPayドーム

5連敗中のソフトバンクは、1回表、先発の有原航平が、ロッテ4番のポランコに第4号の3ランホームランを打たれ、いきなり3点を失う。

しかし、その後はランナーを出しても粘り強いピッチングで追加点を許さない。

我慢の投球を続ける先発・有原を援護した打線は、5回ウラ、先頭の5番・中村晃が2ベースヒットで出塁すると、6番・柳町がタイムリーヒットを放ち、1点を返す。

さらに、球場の声援に応えたのが2点を追う9回だ。2アウトから5番・中村晃がヒットで出塁すると、6番・柳町も連打でつなぐ。続くバッターは久留米市出身の牧原大成、ロッテの守護神・益田の外角低めの変化球にしぶとく食らいつくと…これが野手の間にポトリ、このタイムリーで1点差に。

なおも満塁とチャンスを広げ、球場のボルテージは最高潮に達する中、代打に送られたのは川瀬晃。

5球目のストレートをしっかりと振り抜くと、これが自身2度目となるサヨナラタイムリーに。

ソフトバンクが劇的な勝利で、連敗を5で止めた。安どの表情を見せる川瀬と対照的に、ベンチから飛び出した選手もコーチも指揮官も、そして球場のファンも今季一番の笑顔を見せていた。

(試合結果:ソフトバンク4×-3ロッテ)